今年の関門橋ステークス
このくだりで始まるのがお決まりになってきましたが、巷での来週の注目レースとしては、もちろん重賞レースの東京新聞杯(G3)、きさらぎ賞(G3)を挙げる者がほとんどであろう。しかし、一部の者が大変注目しているレースがある。それは2/5(日)の小倉メインレースに行われる関門橋ステークス(オープン)である。
もちろん注目馬は、出資馬でもあるディープモンスター(牡5)ですが、3歳時は牡馬クラシックを3戦とも出走した身でありながら、残念ながら昨年は重賞を1レースも出走出来ていない。
ディープモンスターの収得賞金は2,100万円であり、最後に勝利したのも2年前のすみれステークスであることから、賞金加算しないと思うように重賞レースに出走出来ないため、まずはオープンクラスをもう1勝してから、ということだと思うのですが、なかなか勝利出来ずに苦しんでいます。
思えば、ディープモンスターには2020年8月23日の小倉 芝1800mの新馬戦に出走する予定であったが、馬場入り後、武豊騎手を振り落として逸走するアクシデントがあり、直前で出走取消となってしまった因縁があります。やはり、この時の汚名を振り払うべく、再び小倉の地に足を運び、華麗なる勝利をしてこそ後の道が開かれるような気がしてきました。
したがって、当日は私も小倉競馬場に遠征し、ディープモンスターの勝利の瞬間に立ち会いたいと思っています!
主な出走メンバー
今年の関門橋ステークス はディープモンスター以外に、netkeiba.comのサイトを見ますと、レッドベルオーブ、ビッグリボン、バジオウ、エヴァーガーデンあたりが人気になりそうな馬のようです。
ディープモンスターは最近は勝ちに恵まれていないものの、1/4に帰厩し、公式コメントを見る限りでは順調に調教をつめているようです。前走のアンドロメダSでは直線でムチが入った時に大きく外に膨れたところを見ますと、まだまだ馬体の完成度的には先なところはありますが、少しずつ成長してきている感じは伺えます。今回は浜中騎手の騎乗予定となりますが、小倉のプロフェッショナルが騎乗してくれる事はとても心強いと思います。能力的には今回のメンバー相手でも善戦出来ると思いますので、今回こそは勝利して賞金加算したいところです。
レッドベルオーブは2歳時はデイリー杯2歳S(G2)を1番人気で勝利し、朝日杯フューチュリティS(G1)でも1番人気になったほどの期待されていた馬です。長期休養後の戦績はイマイチですが、3走前の小倉日経OPではハイペースの大逃げを打って押し切る芸当を見せており、まだまだ能力健在なようですので、今回も賑やかしてくれる面白い存在の馬だと思われます。
ビッグリボンはキセキの全妹という血統背景のある良血馬です。5歳馬にしては7戦4勝と少ないキャリアなわりには着実に勝利を積み重ねてきており、前走は牡馬を含めたメンバーを相手に3勝クラスを勝利してオープンクラスに昇格を果たしております。息の長い活躍を見せたキセキの妹というだけあり、これからが本番の馬かもしれませんので、今回は強敵となりそうな1頭だと思います。
バジオウは3歳時にプリンシパルSを勝利し、2年前のダービーではディープモンスターに先着している馬となります。主に東京コースで功績を積み重ねてきている馬でして、当レースに出走登録している真意は不明ではありますが、持ち前の先行力でスピード勝負に持ち込まれてしまえば、相当手強い馬だと思いますので、要注意の馬だと思います。
エヴァーガーデンは3走前のケフェウスSで2着に来ており、ここでは能力上位な部類の1頭だと思います。意外にも小倉コースを4走経験していて、2着1回、3着1回と勝利こそ無いものの好走経験は有りますし、良績が中山に偏っているところを見ましても、なんか当レースは合いそうな気がしていて不気味な馬に感じています。
主観的な予想になりますが、昨年のアンドロメダSはローカル重賞ぐらいの好メンバーが集まっているレースだったとみており、そこで2着と善戦したディープモンスターはやはり有力では無いかと思います。小倉の馬場は開催が進むにつれてだいぶ傷んできているように見え、差しが決まりやすくなってきているとも感じますので、今回はかなりチャンス有りと見て、当日の他会場の2重賞はそっちのけで関門橋ステークスを楽しみたいと思っています!
また、2/4(土)はもう1頭の出資馬カーペンタリアが東京7Rの4歳上1勝クラス 芝1600m戦に出走予定です。当馬は故障やアクシデントに見舞われ、キャリア3戦ながら、2走目の未勝利戦の勝利を見ましても、能力は高い馬だと思っています。今回は先週の東京開催で絶好調だったルメール騎手騎乗予定となりますし、前走みたいにフォームを崩さずに落ち着いて走ることさえ出来れば、勝てると思いますので、こちらも勝利を期待しています!
次回に続く・・・