今年の朝日杯FSはホープフルSよりレベル高い?

朝日杯、昔の栄光を取り戻せ!

90年代の朝日杯3歳ステークス(2歳G1, 現:朝日杯フューチュリティステークス)は輝いていた。ミホノブルボン(1991)、ナリタブライアン(1993)、フジキセキ(1994)、バブルガムフェロー(1995)、グラスワンダー(1997)、アドマイヤコジーン(1998)、エイシンプレストン(1999)といった数々の大物達がこのレースを勝利し、その後の大舞台へと出世していったからである。

ところが2000年以降はイマイチなところがある。ドリームジャーニー(2006)やローズキングダム(2009)など大きいレースを勝てる馬もいることはいるが、クラシックはロゴタイプ(2012)の皐月賞の1勝のみ。21年間で1勝のみとは大変悲しいものである。さらに2018年にはグランアレグリアが出走して盛り上がりかけたが、3着に敗れてしまい、ますます盛り下がってしまったようである。(筆者の勝手な主観です…)

一方、ラジオたんぱ杯3歳ステークス(ラジオNIKKEI賞2歳ステークス2006~2013年)は昔はG3であり、出走メンバーもそこそこのレースであった。ナリタタイシン(1992)、タヤスツヨシ(1994)、アドマイヤベガ(1998)こそ出走してその後も活躍しているものの、90年代は朝日杯の方が重要視されている節があった。

ところが、アグネスタキオンジャングルポケットクロフネの頂上決戦(2000)が起こってしまって以来、このレースの格が爆上がりしてしまった。ザッツザプレンティ(2002)、ヴァーミリアン(2003)、ロジユニヴァース(2008)、ヴィクトワールピサ(2009)、エピファネイア(2012)、ワンアンドオンリー(2013)といった、クラシックやその後のメインの路線で活躍する馬たちの出世レースはこちらが主流となってしまった。

その後、この流れをホープフルステークスが引き継ぐこととなり、2014~2015年はG2へ、2016年からはG1に格上げされていき、朝日杯FSとクラスまでもが同格となってしまった。出走馬もレイデオロ(2016)、サートゥルナーリア(2018)がここを勝ち、その後も活躍していったが、2019年には、その後の3冠馬となるコントレイルまでもが出走して勝利。完全に2歳の王道路線は朝日杯FSでは無く、ホープフルSとなってしまったのであった。

1949年から続く伝統ある朝日杯ともあろうレースが、本当にこのままで良いものだろうか?

いや、良い訳がない。

この真の2歳馬チャンピョンを決める伝統のレースを盛り上げるべく、今年は有能な馬たちが集結したようである。さあ、今こそ古き良き2歳馬頂上決戦、朝日杯の格を取り戻すのだ!  (筆者の勝手なイメージです。事実を示すものではありません^^;)

朝日杯FSの有力馬

今年の朝日杯フューチュリティステークス(G1) はマイル戦3戦3勝のセリフォスの独壇場と思われたが、ジオグリフダノンスコーピオンドウデュースも参戦し、一気にハイレベルなレースとなりそうな雰囲気が出てきました。ここにドーブネも加わり、巷では5強と言われているようです。

セリフォスは3戦3勝の実績を持つ、前走デイリー杯2歳S(G2)の勝ち馬です。新馬はともかく、2戦目の新潟2歳Sの1.33.8、上がり3F 32.8秒は優秀です。出走した3戦とも1600mを走っており、中京、新潟、阪神と違う競馬場で走っていることから、競馬場を問わずにマイル戦でパフォーマンスを出せる強みがあります。当日は1番人気になりそうな馬ではありますが、気になる点は3戦ともスローペースでの勝利であり、例年のような早くなる流れに対応できるかがカギとなると思います。

ジオグリフは2戦2勝の実績を持つ、前走札幌2歳S(G3)の勝ち馬です。新馬戦はスローペースではありますが、上がり3F33.3秒の早い上がりでの勝利、2戦目の札幌2歳Sでは直線で他馬を一瞬で突き放すと、あとは追わずに2着馬に4馬身差を付ける楽勝というパフォーマンスを見せています。気になる点はセリフォス同様、例年のような早くなる流れに対応できるかがカギとなると思いますが、札幌2歳Sのレースぶりを見ますと、他馬より力が一つ抜けていると筆者は感じています。

ダノンスコーピオンは2戦2勝の実績を持つ、前走萩S(L)の勝ち馬です。新馬戦、萩Sともどスローな展開のレースしかしていませんが、前走はホープフルSでも人気になると思われるキラーアビリティをクビ差差し切っての勝利というのは価値が高いと思います。上記2頭と同様、例年のような早くなる流れに対応できるかがカギとなると思います。

ドウデュースは2戦2勝の実績を持つ、前走アイビーS(L)の勝ち馬です。新馬戦、アイビーSともスローペースではありますが、2走とも前めで押し切るレースをしています。上記3頭と同様、例年の早くなる流れに対応できるかがカギとなると思いますが、前めでレースをしてきた点が異なります。

ドーブネは2戦2勝の実績を持つ、前走ききょうS(オープン)の勝ち馬です。1戦目は1500m、2戦目は1400mと短めの距離を使ってきており、前走はミドルペースを逃げ切りで押し切って勝利している点が上記4頭とはタイプが異なります。例年のような流れ気味のペースになりやすいこのレースに向いている可能性は無くもないですが、ゲートからの出遅れ気味のスタートな点が気になります。

この負け知らずの5頭が上位人気を占めそうですが、今年は中距離指向の馬が人気を占めることになりそうですので、例年よりもペースが遅くなるのでは? と筆者は予想しています。

そうなりますと、よくある阪神1600mのG1戦特有の東京で1800m~2000m戦が得意そうな馬、あるいは東京1600m+中山1600mで好走できる適正を併せ持つような馬、といったキレとスタミナを併せ持つような馬を本命にしたくなります。つまり、今のところの本命候補はこの条件に割と近いジオグリフで考えています。ただし、このレースは阪神JFとは違い、牡馬の短距離・マイル路線の馬が多く出走するレースということもあり、早い流れに向くような馬が善戦するレースでもありますので、上記の5頭以外にもチャンスがあると思っています。いずれにしましても、2歳重賞予想が特に苦手な筆者なだけに、週末までよく考えて予想したいと思います。

先週の阪神JFに続き、朝日杯FSも馬券を当てられるよう、頑張りたいと思います!

次回に続く・・・