考察

単勝馬券考察

はじめに

始めの頃のブログが、このブログのメインの目的となりますので、分かりやすいように纏めてみました。

〇趣旨

このブログでは、競馬の事をメインにコメントしたいと考えております。

その中で、最近筆者が良く購入している単勝1番人気の1点勝負の馬券検討について、いろいろと考察してみたいと思っております。

〇なぜ単勝なのか?

馬券は単勝の他にも複勝、馬連、3連単など多数の券種がありますが、競馬歴の長いファンは知識・経験・情報などを有していることもあり、単勝よりも馬連や3連単馬券を購入される方も多くいます。

もちろん筆者も他の券種もよく購入しますが、長年競馬を見てきて、騎手心理として上位人気の馬を1着にさせようとレースをしており、2着・3着を狙ってレースをしている訳では無いので、2着・3着馬の馬は2番目・3番目に強い馬では無いのでは?と思い、予想するのはとても難しいと感じるようになりました。

レース展開、馬の調子、天候やアクシデント等の影響もあることに加え、そもそも騎手が2着・3着を狙ってレースをしていない中で、2着・3着馬を予想した馬券を買うことは結構難易度が高いと思います。

逆に1着馬の予想は、少なくとも騎手の目標という1要素は消せます。

〇なぜ1番人気馬なのか?

1着馬を予想する要因として、血統、戦績、馬の状態(調子、調教等)、騎手の采配、馬場状態、レース展開、周りの反応(新聞、テレビなど)、など多数の要因があり、その中から自分の好みを組み合わせて予想することになると思います。

客観的に見て、多くの人がこれらを考慮した上で1着になると考えている。つまり、すべてを高いレベルで兼ね備えているのが1番人気馬であると考えると、オッズで考えるのが1番効率的であると考えました。

ただし、ネックとなるのが、全レースで1番人気のみを買うと回収率が70%程度となり、残念ながら赤字となります。

ゆえに、全レースを買うのでは無く、1番人気が1着になりやすいレースに絞って馬券を買う必要があります。

1着になりやすい1番人気馬とは

〇1番人気馬になる条件とは?

1番人気になりやすい馬の理由については、イメージが湧きやすいと思います。

父親がディープインパクトとか、前走強い勝ち方をした、調教が良かった、ルメール騎手が騎乗している、などといった血統、実績、調子、騎手などの各条件がある程度揃っていることが理由となることが多いと思います。

逆を言えば、1番人気に押される時点で、勝ちに1番近い条件が揃っている馬となるので、その上で勝ちきる条件が十分足りている、もしくは足りていないという条件を考えなければならないことになります。

〇条件を考えてみる。その1 血統

思いつく条件を考えてみると、まずは馬の血統が思いつきますが、血統考察は情報量が多く、また複雑すぎて、日頃サラリーマンをやっている筆者には絞り込む条件としては難しいと考えております。

例えば、3年間(2018年6月1日~2021年5月31)の東京競馬場 芝2000mで1番人気となった馬の種牡馬の単勝回収率を見てみますと、

1位:スクリーンヒーロー 回収率350% (1勝/1戦)

2位:キズナ 回収率335% (2勝/2戦)

3位:ロードカナロア 回収率131% (4勝/6戦)

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11位:キングカメハメハ 回収率75% (3勝/10戦)

12位:ディープインパクト 回収率63% (13勝/40戦)

となります。ここで、キズナはディープインパクトの子供ロードカナロアはキングカメハメハの子供でありますが、父親との回収率の差として、何が効いているのかと考えますと、キズナの母やロードカナロアの母親の血の影響なのか、産駒の母親の影響なのか、たまたまなのか、筆者の知識では・・・ちょっとよく分からないです。

検討に割く時間もあまり無いこともあり、血統を条件とすることは、いったん見送ることとしました。

〇条件を考えてみる。その2 実績

 実績につきましても、筆者はいったん見送ろうと考えました。

例として、東京競馬場 芝2000mに対し、1番人気馬の前走着順別の単勝回収率を見てみますと、

 前走1着: 回収率66% (7勝/25戦)

 前走2着: 回収率59% (11勝/36戦)

 前走3着: 回収率87% (6勝/13戦)

 前走4着: 回収率128% (5勝/8戦)

 前走5着: 回収率0% (0勝/1戦)

 前走6~9着: 回収率101% (2勝/6戦)

 前走10着~: 回収率0% (0勝/1戦)

となります。前走着順が4着馬は回収率が100%を超えていますが、前走着順1~3着馬は100%以下の回収率となります。また、前走着差で見てみますと、

 前走着差 前走0.6秒差~で勝利 回収率0% (0勝/2戦)

 前走着差 前走0.3秒差~0.5秒差で勝利 回収率36% (1勝/6戦)

 前走着差 前走0.1秒差~0.2秒差で勝利 回収率53% (2勝/9戦)

 前走着差 前走0.0秒差で勝利 回収率121% (4勝/8戦)

 前走着差 前走0.0秒差で敗北 回収率57% (4勝/11戦)

 前走着差 前走0.1秒差~0.2秒差で敗北 回収率89% (9勝/22戦)

 前走着差 前走0.3秒差~0.5秒差で敗北 回収率81% (8勝/19戦)

 前走着差 前走0.6秒差~0.9秒差で敗北 回収率46% (2勝/9戦)

 前走着差 前走1.0秒差~で敗北 回収率92% (1勝/4戦)

となりまして、前走で接戦で勝利したと思われる0.0秒差勝利した馬は回収率121%となりますが、前走突き放して勝利した馬や、前走接戦で敗北した馬の回収率は100%未満であり、筆者が想像していたイメージとはだいぶ異なります。

もちろん前走成績以外にも、距離実績やコース実績や走破タイムなどの実績と評価されるパラメータは存在しますが、筆者は答えを見つけることができませんでした。

〇条件を考えてみる。その3 調教

大変申し訳無いのですが、筆者は長期に及ぶ経験より、馬の調子を見極められる力が無いことは分かっております。

昔に競馬新聞やテレビなどを見て勉強したこともございましたが、調教タイムが早いから良い、調教をたくさんやったから良い、というものでも無く、最近では外厩での調整もだいぶ影響していることもあり、調教で判断することは難しいと感じ、見送ることとしました。

〇条件を考えてみる。その4 騎手

1番人気馬を勝たせるのに大きく関係しそうな要素として、実は騎手の采配があるのではないか? と筆者は考えていました。

1番人気になる時点で、馬にはレースに勝てる素質はそれなりに高く備わっていると思いますが、残る要素として、馬場コンディション、レース展開、走行進路選び、ペース配分、そして何より騎乗馬の力を存分に引き出せるか、などが関係してくるのではないかと思います。

もちろん馬場コンディションは天候等に左右されますので、どうしようもないですが、他の要素は騎手もそれなりに大きく関与してするものだと思われます。

①②と同じように、例として、最近3年間 (2018年6月~2021年5月) の東京競馬場 芝2000mの騎手別の単勝回収率を見ますと、

  •  1位:木幡巧也 440% (1勝/1戦)
  •  2位:大野拓弥 440% (1勝/1戦)
  •  3位:マーフィー 185% (1勝/2戦)
  •  4位:横山典弘 175% (1勝/2戦)
  •  5位:モレイラ 133% (2勝/3戦)
  •  6位:福永祐一 120% (1勝/2戦)
  •  7位:津村明秀 105% (1勝/2戦)
  •  8位:川田将雅 102% (2勝/5戦)
  •  9位:レーン 93% (3勝/6戦)
  •  10位:武豊 90% (1勝/2戦)
  •  17位:ルメール 63% (13勝/38戦)

となります。ここで意外なのは、ルメール騎手は1番人気馬に騎乗する機会は多いですが、回収率はさほど高くないということが分かりました。

また、普段そこまで人気の高いわけも無い騎手が1番人気になった場合は、単勝オッズは高くなる傾向があるので、きちんとレースを勝ち切った場合に、結果として単勝回収率は高くなっていると感じました。

さらに短距離が得意な騎手、特定の競馬場が得意な騎手、ダートが得意な騎手、条件戦が得意な騎手、といった特定な条件が得意ということもあるのでは? と思い、様々な条件を複合して考えてみることにしました。

1番人気馬に騎乗する騎手について考えてみる

〇競馬場別での1番人気馬の単勝回収率

まず、基本的に1番人気馬の単勝回収率を把握しておく必要がありますので、JRA (日本中央競馬会) の各競馬場別での約3年間(2018年5月~2021年3月頃)での、1番人気馬の回収率を調べると以下のようにとなっていました。条件として、未勝利戦~3勝クラスのレースの芝、ダート戦のみに絞り込みをして算出しました。

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3年間での1番人気馬の単勝回収率は75%となっていました。各競馬場で単勝回収率は70~84%であり、あまり偏りもありません。

確かに1番人気の馬の単勝馬券だけを毎回購入すると、いずれマイナスになっていくとは良く言われますが、これを見てしまうと本当のことと思えますし、複勝回収率は82%なので、これではまだ複勝を購入していた方がマシです。

次に単勝回収率100%以上の騎手だけを選び、各競馬場での単勝回収率を算出してみると、以下のようになりました。

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当たり前といえば当たり前ですが、単勝回収率は109%となり、プラスとなっております。また、各競馬場では68%~151%となり、偏りも見られました。

これは、「もし、単勝回収率100%以上の実績のある騎手が1番人気になっているレースを絞って購入した場合、回収率は109%に近くなるのでは?」 と思い、それに近い要素を自分なりに考えてみることにしました。

〇回収率109%は再現可能なのか?

結論を言いますと、もしかしたら可能かもしれないです。

実は、2021年4月25日~7月4日まで続けた結果ですが、現時点で奇跡的に回収率110%となっております!

参考に回収率推移のグラフを掲示します。

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2021年4月25日~7月4日の状況としては以下となります。

対象レース数:84レース   的中率:45%    平均単勝オッズ 2.6%

回収率 110%   収支 +830円(全レース単勝100円で購入した場合)

始めは回収率の増減が激しく、上手くいかないものと思いましたが、最近では110%をちょろちょろしておりましで、もしかしたらこのまま維持できるかもしれませんので、しばらくこのまま続けたいと思います。

〇設定条件

まず、筆者は各騎手が得意な条件とは、以下の4要素と考え、この4要素に適合している条件で1番人気に乗った時の単勝回収率が100%を超えている騎手が騎乗しているレースで、1番人気になっている場合、そのレースを対象レースとすることとしました。

得意な条件 = ①競馬場 ✕ ②距離 ✕ ③馬場 ✕ ④クラス

①競馬場

 JRAの10競馬場 (東京、中山、京都、阪神、札幌、函館、福島、新潟、中京、小倉) が対象となります。

 競馬場ごとに4角~ゴールまでの直線の長さや右・左回り、コーナー角の急さ、坂の上り・下りなどが異なりますので、仕掛けどころやレースのペース配分も変わってきますし、競馬場ごとに得意としている騎手が、それなりにいそうと感じています。筆者はルメール騎手は東京、横山武史騎手は函館・札幌が得意といったイメージがありますね。

②距離

 短距離、マイル、中距離を対象とし、レース数の少ない長距離は対象外としました。

 距離によってペースや仕掛けどころは変わってきますので、各距離ごとに得意としている騎手が、それなりにいそうと感じています。

③馬場

 芝とダート戦を対象とし、障害戦は対象外としました。

 芝が得意な騎手、ダートが得意な騎手は、やはりいると思いますし、地方競馬出身の騎手はダートが得意なイメージがありますね。

④クラス

 レース数の多い未勝利~2勝クラスのみを対象とし、新馬戦と3勝クラス、オープン、重賞は対象外としました。

 これはなんとも言えませんが、1番人気の馬に乗る騎手にかかるプレッシャーのようなものの影響と考えていまして、未勝利戦や1勝クラスなどは経験の少ない若手騎手なんかは1番人気を背負っても比較的気負わずに乗ることができたり、人気騎手は逆にマークされやすい、といったイメージを筆者は持っていますので、条件に入れました。

〇条件の組合せ

上記に説明しました、得意な条件 = ①競馬場 ✕ ②距離 ✕ ③馬場 ✕ ④クラスを調べてみますと、例えば7/4(日)に函館1R 2歳未勝利戦 芝1200mがあり、1番人気は藤岡佑介騎手が騎乗した馬であり、見事1着となっております。

藤岡雄介騎手は函館✕短距離✕芝✕未勝利戦にて、1番人気の馬に乗った場合の単勝回収率は100%を超えており、この条件を得意としている騎手と言えると思われます。

同日7/4(日)の函館3R 3歳未勝利戦 ダート1000mがあり、1番人気は横山和生騎手が騎乗したカズオという、名前が激被りした馬に騎乗しておりましたが、こちらも見事1着となっております。

横山和生騎手は函館✕短距離✕ダート✕未勝利戦にて、1番人気の馬に乗った場合の単勝回収率は100%を超えており、この条件を得意としている騎手と言えると思われます。

このようにして得意な条件を算出していますが、このやり方は結構手間がかかっていて、めんどくさい点はありますが、めげずに続けていこうと思います。

※(追加) 芝1,800m新馬戦の1番人気馬も狙う

芝1,800mの新馬戦は、何故か1番人気馬が強い印象があります。

本日も福島5Rと函館5Rで1,800mがありましたが、

  • ・函館5R 2歳新馬 芝1,800m 7番リューベック 1.4倍 〇1着 
  • ・福島5R 2歳新馬 芝1,800m 6番ミッキーブンブン 3.1倍 〇1着 

と共に勝利しておりました。そこで、もう少し深堀すべく、過去10年間の1番人気馬の単勝回収率を調べてみました。

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実は2011年は単勝回収率は80%も無かったのですが、年々上昇していき、今年は先週までで134%と好成績であることが分かりました(グラフの赤線が単勝回収率の平均線となります)。逆に複勝回収率は100%以上の回収率の年もありますが、平均しますと100%に届かない回収率となります(青の点線が複勝回収率の平均線となります)。今年は2歳戦の単勝馬券は払戻金5%プラス(JRAプレミアム)もございますので、その影響もあるかもしれませんが、それにしても高い回収率です。

まとめ

このブログでは、以下の2パターンの1番人気馬の単勝馬券にて、回収率100%以上を目指します。

1.騎手の得意条件にて、1番人気になった場合の馬

2.芝1,800mの新馬戦で1番人気馬

(追加で好条件が見つかった場合は、追加するかもしれません。)

毎週の状況を日記としてアップデートしていきますので、温かく見守っていただけましたら幸いです。